室内から楽しむアジサイとみどりのある暮らし
2026/06/12
各地で梅雨入りが発表され、雨の日が多くなってきましたね。
雨の日はどうしてもお出かけが億劫になったり、お庭の手入れするのが難しくなったりします。
ですが、そんな雨の日だからこそ、お家の「中」からお庭を眺める時間が心地よくなってきます。
今回は、この季節の主役である「アジサイ」と、室内からみどりを楽しむお庭の設計について紹介します。
こちらは先日雨の日に室内から撮ったアジサイです。
雨に濡れたアジサイの花は、晴れの日とは違った表情をみせてくれますね。
雨の日は外でゆっくり花を眺める機会は少ないですが、こうして家の中から庭を見れると、雨を気にせずのんびりと花を楽しむことができます。
日本で暮らしていると「外に出て庭を楽しめる」日というのは思ったよりも少ないかもしれません。
梅雨の長雨や夏の暑さなど、庭で過ごせる日ばかりではありません。
だからこそ、室内から眺められる庭というのは、日々の暮らしがぐっと豊かになるポイントかもしれません。
私たちは、庭を設計する時に、外から見たときの美しさだけでなく、
「リビングの窓からどう見えるか」
「ダイニングで椅子に座ったときに、どのような角度で植物が目に入るか」
といった、室内からの景観を考えて植栽を配置しています。
ただ、こうした「室内から眺められる庭」というのは、庭の設計だけでなく建築の設計段階から考えていく必要もあるのです。

例えば、リビングの窓から植栽を眺められるようにしたいと考えたとします。
簡単に考えると、リビングの窓のそばに植栽を植えれば、窓からみどりを眺められるリビングができあがりそうです。
しかしいざ家ができあがると
「外からの視線が気になって落ち着かない」
「ソファや椅子に座ったら思ったより緑が見えない」
となることが多くあります。
こういった外からの視線や窓からの見え方というのは、木々の配置だけではどうすることもできない部分もあります。
そのため最初から「落ち着いて庭を眺められる窓」を考えて建築や外構を設計する必要があるのです。
また、そもそもリビングのそばに植栽ができない設計だと、リビングから庭を眺めることはできません。
このように、「窓から庭を眺める」というのは、家を建てるときから考えていくことが大切なのです。
私たちの事務所はリフォーム物件ではありますが、リビングの窓からは外の視線が遮られるような設計になっています。
そのため、朝パジャマのまま庭を眺めたり、マットに転がりながら窓の外を見たりと、リラックスして庭を楽しんでいます。
お家の中から自然の美しさを身近に感じられると、雨の日ではもちろん、慌ただしい朝や疲れた夜も、心がすっと穏やかになり、お家時間がとても豊かなものに変わります。
「窓からの景色」というのは、思ってる以上室内の雰囲気や日々の暮らしを左右します。
お家を建てる時には、ぜひ「窓から何が見えるか」を想像して、設計を考えてみてくださいね。


