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植栽の成長はどこで止まる?成長速度の違いと「剪定」の理由

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植栽の成長はどこで止まる?成長速度の違いと「剪定」の理由

植栽の成長はどこで止まる?成長速度の違いと「剪定」の理由

2026/05/29

外構や植栽のお打ち合わせで、よくいただく質問があります。
「この木は、これ以上高くならないですか?」
「植え付けたサイズのままで、成長が止まる木はありますか?」
というものです。

 

結論から言うと、「庭に植える木は植栽後も大きくなります」。

 

こう聞くと、「どこまで大きくなるの?」「植えても大丈夫?」と不安になる方も多いですよね。

そこで今回は、樹木の成長速度を考えた木の選び方や木を剪定について、ご紹介します。

 

 


2. お庭の植物は、少しずつ成長を続けていきます

 

 

お庭に植える木、特に背の高い大きな木を見ると、

 

「この木はもう成長を終えているのかな」
「庭に植える木はこれ以上成長しない」

 

とお考えになる方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし実際には、お庭に植栽する木はまだ成長途中のことがほとんどです。

そのため、植栽した後も少しずつ成長を続けていきます。

 

たとえば、高さ50cmほどのいわゆる「低木」として紹介されているものでも、自然界では最終的に5m程度まで成長するものもあります。
大きな樹木であれば、数十メートルという高さまで成長するものもあります。

 

大きく成長したツバキ

 

こう聞くと

「そんなに大きくなる木を庭に植えたら大変なことになりそう!」

と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、10年や20年でそこまで大きくなるわけではないので、どうかご安心ください。

 

たとえば「高さ30m」というと、写真のような山の中や神社にある大木です。

でもそういった大きな木は樹齢何百年と経っていますよね。

つまり樹木というのは、100年、200年という膨大な時間をかけて、ゆっくりと成長していくものです。
樹木の成長のスピードやスケールは、人間が想像する時間軸とはまったく違っているのですね。


また、こうした大きさは、人の手をかけず自然の中でそのまま育っていった場合の話です。
お庭に植栽して適度にお手入れをしていくなら、人の手におえないほど巨大化することはほぼありません。

 

だからといって、安易に樹種を選んでしまうと

「大きくなりすぎて隣家に越境してしまった」

「木が育ち過ぎて窓を塞いでしまった」

というトラブルが起こる可能性もあります。


そうならないためにも、まずは「どのくらいのスピードで育つ植栽なのか」を事前に知っておくことが大切です。

 

 


3. 成長速度で選ぶ!植栽のおすすめの選び方

木の種類によって、1年間に伸びる枝の長さ(成長スピード)は大きく異なります。
お庭の広さや植える環境に合わせて、適切な特性を持つ樹種を選ぶことが大切です。
入居後のメンテナンスコストや手間の軽減に繋がります。

ここでは成長の早い木と遅い木をそれぞれ紹介していきます。

成長が早い木

 

 

  • 代表的な庭木  ミモザ、オリーブ、ユーカリ、シマトネリコ、モミジなど
  • 特徴: 1年で数十cmから1m近く枝が伸びることもあります。
  • メリット: お庭のボリュームを早く出したい場合や、早急に目隠しを作りたい場所に向いています。
  • デメリット: 建物や隣地(境界)に近い狭小スペースに植えると、すぐに枝が触れてしまう。こまめな剪定が必要になるため、広いお庭やこまめに手入れできる方向きです。

 

ミモザやオリーブ、シマトネリコが庭木として最近人気がありますが、私たちが施工するお庭ではあまりおすすめしていません。

成長スピードが速いうえに枝葉が茂りやすく、きれいに保つのが難しいためです。

実際、シマトネリコを植えたら大きくなりすぎて困っている、というご相談を受けたこともあります。

ミモザやオリーブ、シマトネリコを植栽したいという場合には、植栽する場所や手入れを慎重に考えることがおすすめです。

成長が遅い木

 

写真中央の高めの木がアオダモ

 

  • 代表的な庭木 アオダモ、ツバキ、アセビなど
  • 特徴: 1年で10cm〜数十cm程度枝が伸びる。(特にアオダモをはじめとする雑木類や低木類に多く見られます)
  • メリット: 樹形が乱れにくく、狭い場所にも植えやすいです
  • デメリット: 植樹したばかりの頃は少し寂しく感じるかもしれません

 

私たちのつくる自然植栽の庭で、特に高木としてよく使うのが、こういった成長の遅い樹木です。

成長が緩やかなため手入れもしやすく、美しさを保ちやすいなどメリットが大きくおすすめしています。

 



ただしあくまで一般的な成長スピードであり、日当たりや土壌の状態などで成長スピードは変わります。

 しかし木によって成長のスピードが違うということを知って、お庭の状態や場所によって使い分けることが理想のお庭づくりの第一歩です。


また、成長の早い木は庭には植えられないと諦める必要もありません。

成長の早い木であっても、定期的に剪定や根切りをすることで成長を抑えながら楽しむことは可能です。 

 

逆に成長の遅い木だからといって、一切手入れをしなくてもいいというわけではありません。

成長の早い気に比べれると剪定は少なくてすみますが、定期的な剪定や手入れは樹木のためには欠かせません。

 

そこで次に、剪定についてお話します。

 

 


4. 見た目だけじゃない!「剪定」を行う本当の意味

 

 

成長の早い木でも成長の遅い木でも、庭に植栽した樹木の手入れや剪定はは必要です。

 

多くの方は剪定が必要な理由は

「枝が伸びて見栄えが悪くなったから、綺麗に整える」

「敷地を越境したなど邪魔な枝が出てきたから切る」

といった理由を思い浮かべると思います。


ですが、それ以外にも剪定には大きな理由があります。

 

剪定の目的のひとつに、「木の成長スピードを抑制しながら、美しく育てていく」ということがあげられます。

 

 

植物は、葉っぱで光合成を行い、地中の根っこから水分や養分を吸い上げてエネルギーを作っています。
地上にある「葉の量」と、地下にある「根の量」は常にバランスを取り合って生きています。

 

剪定によって意図的に「葉」の量を減らすのは、この光合成の量を調整するためです。
さらに必要に応じて土の中の根を少し切る「根切り」を行うこともあります。
葉だけでなく、根の量も一緒に調整してバランスをとることで、木が急激に大きくなりすぎるのを穏やかに防いでいるのです。

 

木が大きくなりすぎてから剪定するよりもこまめに剪定する方が樹木にも負担が少なくすみます。 

加えて、定期的に剪定をしていくことで木の形を整えやすく、長期的に美しい見た目の庭を保つことができます。

 

とはいえ剪定のし過ぎや間違った剪定をすると、木が傷んでしまったり木の形が崩れてしまったりすることもあります。

 

「数年間自分で剪定をしていたら枝がごちゃごちゃしてきた」

「剪定していたのに余計にひどくなった」

という話は本当によくいただく相談です。

 

 木の成長を見極め、見た目の美しさを保ちながら剪定していくのは、プロでも長い修業が必要とされています。

 定期的な剪定はプロに任せるか、自分で剪定したい、と思ったらまずはプロに相談してレクチャーを受けるのがおすすめです。

 

 

 弊社ではアフターサポートとして、剪定を含んだメンテナンスや剪定のレクチャーを行っています。

 また剪定方法について詳しくは別記事があるので、こちらもご覧ください。

 

ブログ:雑木の庭を台無しにしないために|剪定方法の違いを解説

 

 


5. まとめ:自然の変化を受け入れ、一緒に暮らす庭づくり

 

 

アオノスミカがご提案する「自然植栽」の庭では、人間が植物を無理にコントロールしようとするのではなく、植物の自然な成長に寄り添いながら、みどりのある暮らしを一緒に育むことを大切にしています。
時には予想よりも早く大きくなったり、残念ながら枯れてしまうこともあります。

 

しかし、お庭の木々もペットと同じ「生き物」です。
何が起こるかわからない自然の変化も含めて、緩やかに移り変わっていくお庭の景色を、日々少しずつ手を入れながら楽しむことが、お庭の醍醐味でもあります。


そのためにも施工直後が完成ではなく、5年後・10年後の未来を見据えて庭を育てていくイメージを持つことが大切です。 

木の成長速度を考えることだけでなく、長期的に庭をサポートできる施工会社を選ぶこともポイントの一つかもしれません。

 

負担をかけず、無理をせず、一緒に健やかに暮らしていくことが、本当の意味での「豊かなみどりのある暮らし」ではないでしょうか。

 

お庭の植物選びや、お手入れでお悩みのことがあればぜひお気軽にご相談くださいね。


 

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