忘れがち?「窓からの景色」から家づくりを想像してみよう
2026/04/24
家づくりや外構計画を進める際、「間取り」や「外観」にこだわる方はとても多いです。
でも、意外と忘れられがちなのが「窓からの景色」です。

実は、毎日の暮らしの中で最も長く目にするのは、家の外観ではなく「室内から窓越しに見える外の景色」ですよね。
たとえば、日当たりを重視してリビングに大きな南向きの窓を作ったとします。
しかし、その窓のすぐ目の前が道路や駐車場だったらどうでしょうか。
「外から室内が見えてしまうかも…」という人目が気になって、せっかくの明るく大きな窓なのに一年中カーテンを閉めっぱなしになってしまう、というのは本当によくあるお話です。
またカーテンを開けてみたとしても、見えるのは「車のお尻」や「がらんとしたコンクリートの駐車場」だけだったりします。
さらに、窓から見える範囲は「真正面」だけではありません。
窓の近くに立つと、サイドや斜めの方向など、意外と広範囲の景色が見えることに気づきます。
真正面には何もなくても、斜め向かいのお家の窓とちょうど視線が合ってしまう、ということも多いのです。
正面から見たときだけでなく、
「いろいろな角度から外はどう見えるか、視線がどう抜けるか」
「立った時、座った時で見え方がどう変わるか」
をご設計の段階で考えることがとても大切です。
Aonosumikaでお手伝いさせていただいたあるお庭づくりでも、まさにこの「窓からの景色」がテーマになりました。

当初のプランでは「キッチンの目の前に並列で車が止まり、窓からの景色が損なわれてしまう」というお悩みをご相談いただきました。
そこで、普段の車の使い方をヒアリングし、思い切って駐車スペースを「縦列駐車」へとスリム化して見直しました。
車のスペースを縦列にしたことでキッチンの窓前に余白が生まれ、そこに木を植えることができたのです。

毎日立つキッチンからも、四季折々の緑を楽しめる空間になりました。
これから植栽が成長していくと、リビングやキッチンなどどこからでもより緑の豊かさを楽しめると思います。
家づくりやお庭を考えるときは、「この窓から何が見えたいか」をぜひ一度想像してみてください。
そこから逆算して設計や植栽、外構を考えると、毎日の暮らしの心地よさがぐっと変わってきますよ。


