親子で触れる身近な自然
2025/01/29
先日、庭に遊びに来ているスズメを見て、娘が一言。
「スズメってどんな歯があるの?」
聞かれた瞬間、(スズメの歯?そもそも鳥って歯あるっけ?ないような…?)と鳥類の口を思い浮かべながら「スズメには歯はないんじゃないかなぁ?」とふわっと答えました。
すると娘は
「じゃあどうやってご飯食べるの?」
と、素朴な疑問を投げかけてきます。
改めて問われると、鳥類ってどうやって餌をたべているのでしょう。
丸飲みにしている気がしますが、その後どのように消化されているのか詳しく考えたこともありません。
大人が悩んでいる間も娘は「歯がないともぐもぐできないじゃん」「きっと歯はあるよ」と鳥にも歯がある説を推してきます。
ネットで調べてもいいですが、せっかくならと「本で調べてみようか」と図書館に行くことに。
いくつか図鑑をあたりながら見つけたのは、鳥の秘密辞典という本でした。
そこには
「鳥には歯がないかわりに、嗉嚢(そのう)という器官で食べ物を柔らかくしている」
と書かれています。
それを伝えると「えー!歯はないのー!?」と娘は人間と鳥の違いに驚いた様子。
他に「寝ながら飛ぶ鳥がいる」といった豆知識もあり、娘も驚きながら鳥の生態に目を輝かせ、他のページも呼んで、とその本に夢中になっていました。
庭に訪れるスズメから始まり、鳥の不思議に迫る楽しい一日となりました。
こうした子どもの素朴な疑問は、大人でもはっとさせられたり考えさせられたりしますね。
特に植物や虫などの自然への疑問は、大人も理屈をわからないことがあり、子どもと一緒に学ぶ機会になります。
そうした自然への疑問も、やはり身近に自然があってこそ生まれる疑問でしょう。
今回の「スズメには歯があるの?」という娘の疑問も、庭で餌を食べているスズメを見なければ出てこなかった問いかもしれません。
庭に限らず、公園や学校にも自然はたくさんあり、子どもたちが自然に触れる機会はたくさんあります。
しかし親と一緒に自然に触れるとなると、休日のお出かけなど限られた時間になってしまうのではないでしょうか。
そう考えると、いつでも親子一緒に自然に触れられる「庭」という場所は、とても貴重な気がします。
子どもと一緒に自然に触れ、子どもと一緒に考える。
キャンプや海水浴など大自然にでかけて楽しむ自然とは違い、身近で素朴な自然とのふれあい。
それは子どもにとっても親にとっても学びであり、楽しく思い出深い時間かもしれません。
Aonosumikaでは大阪を拠点として、関西を中心に植栽・造園・エクステリア工事を行っています。
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