四季の庭ーヤマボウシー
2026/05/08
初夏の日差しが心地よく感じられる季節になりましたね。
そんなこの季節、庭を見上げると新緑の中で白く清楚な花が満開になっています。

「ヤマボウシ」です。
ヤマボウシはハナミズキにとてもよく似た花を咲かせますが、ハナミズキよりも少し遅い時期に見頃を迎えます。
上に向かってスッと開く姿が、新緑に映えてとても美しいです。

でも実は、私たちが「花」だと思っている白い部分は、実は花ではないんです。
これは「総苞片(そうほうへん)」と呼ばれる葉の一部が変化したもので、本当の花は中央にある丸い部分。
花びらではないため雨や風で傷みにくく、比較的長期間にわたってきれいな状態を楽しめるのもヤマボウシの嬉しい特徴です。
また、ヤマボウシは日陰や半日陰の環境にとてもおすすめの高木でもあります。

「うちは北向きだから、きれいな木は育たないかも…」と悩まれている方も多くいらっしゃいます。
しかしそういった北向きの庭でこそ、ヤマボウシはきれいに育ちやすいのです。
日陰〜半日陰のほうが葉焼けを防ぐことができ、瑞々しく美しい葉っぱを保ちやすいという特徴があります。
北向きの玄関アプローチや、少し薄暗くなりがちなスペースをパッと明るくしてくれる、頼もしい存在になってくれますよ。
さらに、秋になると赤くて丸い可愛らしい実をつけます。

この実はなんと生で食べることもでき、バナナやマンゴーのようなトロッとした甘みがあるんですよ。
花や新緑だけでなく、秋の実りまで季節ごとに違った楽しみ方ができるのも大きな魅力です。
また実の後には紅葉も楽しめ、一年を通して庭に彩りを添えてくれる高木です。

ちなみに、ヤマボウシをはじめとする高木の花は、基本的に上を向いて咲くため、木の下から見上げても案外花が見えにくいことがあります。
そこでおすすめなのが「2階の窓から見える位置に植える」という工夫です。
リビングやホールなどの2階の窓からふと外を見たとき、ちょうど目線の高さにヤマボウシの美しい花が一面に広がっている…そんな景色を計算して植栽を配置すると、家の中からの眺めが格段に豊かになります。
これからお家を建てられる方や、お庭のリニューアルを考えている方は、ぜひ「窓からの視線」も意識してみてくださいね。
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