美しい庭のために 実物の木を見て樹木を決める
2024/06/20
先日お客様と一緒に樹木選びに行ってきました。実は大阪南部には樹木屋さんが多くあります。広大な土地に様々な木々が並んでいる様子はなかなか面白い光景です。お客様にも樹木を見て頂き、お庭に植える木に印付けをしていただきました。
弊社ではすべてのお庭の木を、こうした樹木屋さんで実際に木を見ながら一本一本選んでいます。造園会社によっては樹種と大きさだけを指定して樹木屋さんから送られてきた木で植栽するというところもあり、その方が時間も手間もかかりません。しかし弊社では実物の木を見て選んで庭を作ることを徹底しています。
なぜかというと、一本一本の樹形を選定して、庭をデザインするためです。
木の樹形といってもピンとこないかもしれませんが、例えば同じアオダモでも、まっすぐに伸びたアオダモもあれば、横に大きく広がったもの、片側だけに枝が広がったものなど、幹や枝の形は全く違っています。そういった木々の形を一本一本見ることで、お庭のデザインを決めていきます。
では木の形でお庭をデザインするというのはどういうことでしょうか。
例えば下の写真を見てください。
植栽といっても適当に木をうえているわけでなく、上の写真のように木で絵画を描くように構図を作るなど、デザインを考えた植栽をしています。
このようなデザインを作ろうとすると、ただ「4Mのアオダモを一本ください」と注文しただけでは難しく、一本一本の木の形を見て組み合わせを考えて選ばなくてはいけないのです。
また高い木や低い木にまとまりをもたせるために、上の写真のように幹や枝で不等辺三角形の形をとることもあります。こういったデザインの場合、高い木は片側に枝が広がった木、低い木は両側に枝が広がった木という風に、木の形や組み合わせをあらかじめ考えておかなければ美しい植栽ができないのです。
このように、弊社では美しい庭を作るために木々を一本一本選ぶことから始めています。もちろん木の形だけではなく、その木が弱っていないかなど木の状態を見たり、花の咲く時期が違う木や落葉樹や広葉樹の組み合わせを考えるなど様々なことを考えてそのお家に合った木を選んでいます。
樹木を一本一本こだわって選ぶことで、美しく楽しめるお庭ができています。こうした「樹木選び」を実際に見て頂くことで、よりお庭に親しみを持っていただけるかと思います。樹木屋さんを見るチャンスもめったにあるものではないので、ご興味ある方はぜひお打ち合わせの際などにお問合せください。
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