芝生のある庭を作る時には…②樹木や草花の根元には植えない
2023/10/14
前回芝生は20~30㎡以上の場所に植えることをおすすめしました。今回はそれに加えて『②樹木や草花の根元には植えない』ということをお話します。理由は2つあり、1つは芝刈りが大変になってしまうため、もう1つは芝生が草花を飲み込んでしまうためです。
まず1つめの芝刈りが大変になるという理由ですが、芝刈り機は小回りが利きにくいので、木の根元をぐるっと刈るというのは非常に難しいです。また草花と芝生が一緒に植えてあると芝生と草花を一緒に刈ってしまいます。そうならないためにはハサミで芝生を刈る必要があるのですが、これもなかなか大変でだんだんと面倒になってしまうと思います。
そうなると芝生がどんどん成長してしまい、せっかく植えた草花が芝生に飲み込まれてしまいます。
これが樹木や草花の根元には芝生を植えないほうがいい理由の2つ目です。芝生は上に伸びるだけでなく横に広がっていく特性があるので、少し離した程度ではどんどん侵食してきてしまいます。草花と芝生両方を楽しむためには、十分に距離を確保するか、こまめに芝生のキワを刈るか、芝生が広がらないようにブロック等を埋め込むことが必要です。たとえブロックを入れたとしても乗り越えてしまう場合もあるので、やはり草花と芝生はある程度離した場所に植えることがおすすめしています。
樹木や草花の根元も含めて、一面緑色のお庭というのは憧れるものがあります。しかしそれを芝生でしてしまうと、後々のお手入れがとても大変になってしまいます。10年20年と長い間楽しめるお庭を作るためにも、お手入れの簡単さという点も考えたお庭づくりをしてみてくださいね。
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