春の訪れと、植物たちの「それぞれのペース」
2026/03/27
春の足音がまた少しずつ近づき、お庭でも心地よい変化を感じる季節になりましたね。
日差しもすっかり柔らかくなり、みどりのある暮らしが一層楽しくなる時期です。
最近は、シジミバナやアセビ、スズランスイセンといった春の花が咲き始めました。
白い花がたわわに咲くアセビに…
ユキヤナギのように白い小花がたくさん咲くシジミバナ
白い花にみどりのアクセントがかわいいスズランスイセンなど
どれも小さな花ですが、風に揺られる姿が愛らしいです。
一方で、毎年きれいに咲いていたツバキが、今年はひとつも花をつけませんでした。
毎年咲いていた花が咲かなくなると、「あれ? どうしたのかな」と、少し不安になってしまいますよね。
昨年、ツバキはたくさんの花が咲いていました。
もしかすると、力を使い果たして今年は「裏年(お休みの一年)」になっているのかもしれません。
こういった時、はっきりとした原因を探るのはプロでも難しいことも多いです。
過去には、7年、8年とまったく花が咲かなかった木が、特に何かをしたわけでもないのに、ある年突然花を咲かせたというケースもありました。
「どうして咲かないんだろう」「何かしてあげなきゃ」と焦って色々と手を加えたくなる気持ちもよくわかります。
でも、植物たちもそれぞれに自分自身のペースを持っています。
「1年、2年くらいはのんびり待ってみようかな」という大らかな気持ちで向き合うことも、庭の恵みを長く楽しむための大切なポイントかもしれません。
ただし、急に葉っぱが落ちた、枝が枯れてしまった、葉が萎れているという場合は急ぎの処置が必要かもしれません。

虫がついていたり病気になっていたりしているのであれば、早めの処置で回復することもあります。
のんびり待つ気持ちも大切にしつつ、「あれ、おかしいかも?」と思ったら気軽に相談してくださいね。
「花が咲いた」「今年は咲いてないな」「枯れてるかも?」という
嬉しい変化も不安に思う変化も、日々庭を眺めているからこそ気づくものです。
これからの季節、たくさんの花が咲き始めて庭は一番賑やかになっていきます。
春の庭を楽しみつつ、今年はお花がお休みしている植物があれば、どうか急かさず、来年や再来年の楽しみとして見守ってみてくださいね。


