晩秋から初冬を彩る 秋の終わりに花咲く草木
2025/12/15
色鮮やかに紅葉していた葉も落ち始め、お庭も冬らしくなってきました。
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この季節、紅葉ばかりに目が行ってしまい、紅葉が終わったとたん急に庭が寂しくなってしまいがちです。
しかし、晩秋から初冬にかけて花の咲く草木もあり、春の花とは違った味わいがあります。
本日はその中から、3つを紹介します。
晩秋から初冬の花①ツワブキ

常緑の多年草で、11月から12月頭にかけて、株の中心から茎がたちあがり、先端に10~30輪ほどのキクに似た黄色の花が咲きます。
お庭が紅葉で赤やオレンジ色に染まる時期に、黄色の花がたちあがって咲く様子は目を惹くものがあります。

花の後にはタンポポのように、ふわふわっとした綿毛がつきます。

綿毛もぽわぽわとしていて素朴な可愛らしさがあります。
そして花や綿毛だけでなく、葉っぱも美しいのがツワブキの特徴です。

直径20cmほどの丸い葉で、艶があり、花が咲いたときには葉と花がよく映えます。
葉は常緑なので、一年中楽しめるのもいいところです。
多年草のため、一度植えると毎年花を楽しむことができます。
暑さにも強く、地植えであればあまり手をかけなくても成長していきます。
初心者の方にも育てやすい下草なので、庭に一つ植えておくと毎年秋が楽しくなりますよ。
晩秋から初冬の花②サザンカ

ツバキと間違われやすいですが、冬の終わりから春に咲くツバキに対し、晩秋から初冬に咲いているのはサザンカです。
またツバキは花がぼたっと落ちるのに対し、サザンカは花びらが一枚一枚落ちるという違いがあります。

サザンカにも様々な種類があり、花の形や色は様々です。主に白、赤、ピンクの花色があり、自分の好みの色や形を選べるのもいいところです。
明るめの日陰でも十分育つので、日当たりの確保が難しいお庭にもおすすめです。
チャドクガという虫がつくのが欠点ではありますが、私の感覚でいうとツバキの方がチャドクガがつきやすい印象があります。
もしチャドクガがついた場合には、葉ごと切り落としてゴミとして捨てるか薬剤散布をして除去します。

常緑の樹木なので、一本あると秋から冬に花と葉を楽しむことができます。
晩秋から初冬の花③クリスマスローズニゲル

クリスマスローズという名前から12月に咲くと思われがちですが、日本でよく植えられているクリスマスローズの多くは1月から3月頃に花を咲かせます。
もともとはこのクリスマスローズニゲルがクリスマスローズの英名で、ニゲル種は12月のクリスマスの時期に花を咲かせます。

下向きに咲く白い清楚な花は、あわただしく過ごしていると開花を見落としてしまいがち。
その分、花が咲いているときに気付いたときには、ほっこりと気持ちが温かくなるような可愛らしい花です。
紅葉が終わり、少し寂しくなった庭の足元で、そっと庭を彩る下草としておすすめしています。
おわりに
秋の終わりから冬の初めにおすすめの花咲く植物を紹介しました。
秋といえば紅葉と思いがちですが、こういった秋の花を庭に植えておくと、紅葉が終わった後もより庭を楽しむことができます。
季節ごとに花や葉の表情が変わることで、
「今日はどんな様子かな」と、自然と庭に目が向くようになります。
お庭の設計というと、どうしても見た目のデザインに目がいきがちですが、
一年を通して、ふとした瞬間に楽しめる庭であることも、
大切な設計のポイントのひとつです。
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