夏に弱った庭木が秋に新芽を出す理由と見守り方
2025/10/10
10月になってようやく秋らしい日が続くようになってきましたね。
紅葉にはまだ早いですが、どんぐりや秋の草花でも秋を感じる日々です。
庭の木々も暑さが落ち着いて安心しているところでしょうか。
中には夏の間に弱ってしまって、葉が枯れたり萎れたりしてしまった木もあるかと思います。
そんな夏の間に弱った木から、秋に新芽がでることがあります。
弊社の庭にあるアセビも、夏の間にかなり葉っぱがかれてしまったのですが、今になって新芽が出てきています。
秋に新芽?と驚くことがあるかもしれませんが、これはよくある現象なので安心してください。
むしろ秋に新芽が見られれば、枯れていないと判断できます。
ではなぜ秋に新芽が出るのか、簡単にお話しますね。

夏の間に水が切れたり暑さで弱ったりした木は、その間成長を止めていることがあります。
本来は春から夏、日照時間が長い時期に葉を多く展開して光合成で養分を作ります。
しかし夏の間に木が弱ったり水が切れて葉っぱが枯れてしまうと、夏の間に養分を作ることができません。
そこで秋の涼しさが戻ると、新芽を出して、夏に作れなかった分の養分を少し取り戻そうとします。
つまり秋になって新芽を出せるくらいの力が戻ってきたということなんですね。
特に落葉樹や繊細な樹種、植栽して数年の樹木にはこういったことがよく起こります。
なお、秋の新芽は春より小ぶりで色が淡いこともあります。
秋に新芽が出てきても異常事態というわけではなく、むしろ樹木が生きている証拠です。
葉っぱがすべて枯れてしまっても、新芽が出てきたり、新芽の準備がされていれば回復の可能性があります。
しかし新芽が出たからといって完全に元気になったわけではありません。
弱っていることに変わりはありませんので、こちらもよく様子を見ながら見守っていきましょう。
また「弱っているから肥料」と肥料をあげ過ぎるとかえって悪くなってしまうことがあるので注意が必要です。
剪定もこの時期は急がず、無理に切らないようにしましょう。
不安であれば専門家に相談して、慎重に判断してください。
そして秋に新芽が出てこないからといって樹木が枯れているとは限りません。
秋の新芽を出さなくても生きている樹木もありますし、新芽がわかりにくい樹種もあります。
葉が枯れてしまったからもうだめだ、とすぐに伐採するのではなく、よく様子を見て判断しましょう。
枯れているかどうかの判断については過去のブログもぜひご参考ください。
とはいえ判断することが難しい場合もあるので、判断に迷うときはこちらも専門家に聞いてみるのが良いと思います。
春に出るはずの新芽が秋に出ると、『え!?大丈夫!?』と驚かれる方も多いでしょう。
でも新芽が出るのは植物が生きようとしている証拠です。
枯れてはいないと安心していただきつつ、問題がないか見守ってくださいね。
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