コンクリートを使わない外構⁈外構予算を抑える方法
2025/02/27
外構工事を安く済ませたい！
そう思った時に考えるのはどんなことでしょう？
合い見積もりを取る…
カーポートやフェンスのグレードを下げる…
アプローチをDIYする…
色々な方法があると思いますが、ぱっと思いつくのはこのあたりでしょうか。特に合い見積もりや建材のグレードを下げるというのは、すぐにできる上に効果が高い方法といえるでしょう。
ここで植栽のプロとして、もうひとつ外構工事を安く済ませる方法をご提案したいと思います。
ずばり「コンクリートを使わない」です。
え、コンクリートを使わない外構なんてできるの⁉と思いますよね。実は不可能ではありません。
こちらのお家はコンクリートを一切使わない外構工事をしています。
コンクリートを使わずに自然に馴染む外構をつくりたいというお施主様のご希望で、砂利や木製チップ、グランドカバーなどを使って外構を仕上げています。
もとはお施主様の希望ですが、コンクリートを使うよりもはるかに価格を抑えた工事費用で外構工事ができています。
しかしこの写真を見て、「よし！うちも価格を抑えるためにコンクリートは使わないぞ！」という方は少ないですよね。
「こんなに敷地が広くないからムリ！」「砂利敷きだとなにかと不便！」「カーポートは絶対欲しい！」と思う方も多いはずです。
実際問題、コンクリートを全く使わない外構というのは、なかなか難しいのが現実です。
車や自転車の出入り、雨の日の足元など、コンクリート土間の方が便利な場所もあります。見た目的にもコンクリート土間が合うお家が多いでしょう。
そうなると、コンクリートを使わない外構で外構予算を削るというのは現実的ではないと思えるかもしれません。
しかし、すべては無理でも一部のコンクリート土間をやめてみるというのはどうでしょう。
たとえばこちらのお家。
植栽を植えているスペースは、コンクリートで固めてしまうことが多いスペースです。
しかしここにコンクリート土間をうつ意味はあるでしょうか。
特に人が通るわけでも、自転車や車がとまるわけでもありません。
土のままだと雑草が生えて面倒、というのはわかりますが、だからと言ってわざわざお金をかけてコンクリートをうつ意味もないのです。
こちらのお家も駐車場やアプローチにはコンクリートを使い、他はコンクリートを打たずにすませています。
細かいところに見えるかもしれませんが、案外こういった「不要なコンクリート土間」というのが、見直してみると多くあるのです。
外構というと敷地すべてをコンクリートで固めるというのが当たり前のようになっています。しかし小さなスペースでも見直してみると、その分予算を削減できるところが多くあります。
例えば、
人があまり通らない玄関の両脇…
あまり使わない２台目用の駐車場…
車も人も通らない、家の脇の数十センチの空きスペース…
小さなスペースでも積み重ねていくとそれなりの予算削減につながります。
そして、削ることのできる当たり前の外構は、コンクリート土間だけではありません。
目隠し用のフェンスは敷地全面に必要でしょうか？
高低差を埋めるブロック塀は、土のままではだめでしょうか？
花壇用の石積みはなくして、地植えの植栽でもいいのではないでしょうか？
外構工事を依頼すると当たり前のように提案されるものでも、改めて考えると「なくてもいいかも」と思うものがいくつもあると思います。
こうして見直して浮いた予算を、お庭の植栽の予算に充ててみてはどうでしょう？
と、弊社は造園会社なのでおすすめします（笑）
実際、不要なコンクリート土間をやめようとすると、ではそのスペースをどうしたらいいのだろう？という悩みが生まれると思います。
そのまま放置すると雑草だらけになるし、せっかくなら植物でも植えたい…と思う方も多いです。
先ほど紹介したこちらのお家では、わずかなスペースではありますが高木や果樹など、さまざまな植物を植えています。
こちらのお家では20種以上の樹木と草花を植栽しており、お子様がブルーベリーを採ってお庭のある暮らしを楽しんでいるそうです。
こんなに狭いスペースだと何もできない…、とコンクリートで固めてしまうことも多いですが、１坪程度のスペースがあれば十分にお庭を作ることはできるのです。
「みどりのある暮らしに憧れているけれど、スペースと予算の都合がなくてムリ…」と諦めてしまう前に、ぜひ「無駄な外構」を見直してみてください。
弊社では植栽工事だけでなく外構工事と合わせたご提案も行っております。
外構と植栽を同時にデザインすることで、不要な外構を削ってお客様の予算に合わせながら、お家の外観を引き立てる植栽と外構をご提案させていただきます。
コンクリートを使わない外構、という珍しい外構のご紹介でしたが、「こういうやり方もあるんだ」と知ることで、当たり前になっている外構デザインを見直すことができるのではないかと思います。
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Aonosumikaでは大阪を拠点として、関西を中心に植栽・造園・エクステリア工事を行っています。
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居心地の良い住まいの空間を作るための庭づくりを目指しています。
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