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果樹の表年裏年から考える 気負わないお庭の楽しみ方

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果樹の表年裏年から考える 気負わないお庭の楽しみ方

果樹の表年裏年から考える 気負わないお庭の楽しみ方

2024/10/22

先日事務所兼自宅の庭にクリが実ったという記事を書きました。あれからぽつぽつイガが落ちてクリが収穫できているのですが、昨年よりは実りは少なめです。

 

クリに限らず庭にあるブルーベリーなども、年によって実が少ない年と多い年があるかと思います。

果実の収穫が少ないと「木が弱っているのかも…」と心配になるかもしれませんが、実は果樹によってこうした収穫の多い年と少ない年が交互に来るのは自然のことなんです。

 

よくみかんなどでは表年(おもてどし)裏年(うらどし)といって、みかんが多く出回る年とそうでない年があることが知られています。

みかんだけでなく柿やクリ、ブルーベリーなどもこうして収穫の多い年と少ない年が交互にやってきます。
なぜ収穫の多い年と少ない年が交互にあるのかというと理由はいろいろあるそうですが、そのひとつには実をつけるというのは木にとって多くの養分を必要とするので、前年に果実をつけすぎると翌年に養分が足りなくなってしまうためという理由があります。

人と同じで果樹にも休憩が必要なんですね。


このように果樹には表年裏年があり、多く収穫があった年の翌年は収穫が減るというのは普通に起こることです。
収穫が少なくなるのを防ぐために肥料を調整したり剪定したりすることもできますが、一般のお家のお庭でしたら表年裏年の変化を楽しむくらいの気持ちでいるのがおすすめです。

もちろんある程度は肥料の調整や剪定は必要にはなってきますが、表年裏年などのゆるやかな自然の流れを体感するのもお庭の楽しさのひとつかと思います。

 

果樹に限らずお庭すべてにいえることですが、どこまで人の手をかけてどこまで自然のままにするかというのは人それぞれです。

弊社のお施主様にも、雑草をすべて抜いてきれいに保ちたいという方もいれば、雑草をそのままにして自然の風景を楽しみたいという方もいらっしゃいます。面倒に見える雑草や肥料の調整、剪定といった作業自体が楽しいという方もいらっしゃいます。

どれががいい悪いではなくどちらにも違った美しさや楽しみがありますので、ご自身の楽しめる方法を見つけていただくのが一番です。

 

果樹もお庭もいろいろな楽しみ方があり、弊社もお客様それぞれの楽しみ方や変わっていくお庭を楽しませていただいております。

「お庭を作ったからこうしなければ」「果樹を植えたら毎年実をつけさせなければ」と気負うことなく、皆様それぞれの楽しみ方を見つけてくださいね。
我が家のクリも今年は収穫量が少ないですが、収穫できた少ないクリを家族みんなで分けて少しずつ楽しみたいと思います。

 

 

 

Aonosumikaでは大阪を拠点として、関西を中心に造園・エクステリア工事を行っています。

住宅や店舗、宿泊施設などに対応しています。

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