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フェンスを悪目立ちさせない 植栽の工夫

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フェンスを悪目立ちさせない 植栽の工夫

フェンスを悪目立ちさせない 植栽の工夫

2024/07/26

お家の外構で悩むことはいくつかありますが、その中の一つが目隠し用のフェンスです。建てなければ外から丸見えになってしまうけれど、フェンスだけが悪目立ちする、お家の外観と馴染まずに浮いてしまうという話は案外多くあります。

なぜこういった悩みが出てきてしまうかというと、お家の設計と外構とをそれぞれ別に考えているからです。

設計事務所や工務店にもよりますが、お家の設計はしても外構は別の会社に依頼、下請けするというところが多くあります。場合によってはお客様で外構業者を見つけて、お家とは完全に別で外構を依頼するということもあります。

こうしてお家と外構を別に考えていた結果、お家のデザインとフェンスのデザインを合わせることができなかった、お家に予算をかけすぎて外構の予算が足りなくなって希望のフェンスを付けられなかった、ということが起きてしまいます。

こういったことを避けるために、お家をプランする段階から外構のことも合わせて考えていくことが大切です。可能であれば外構も合わせてデザインしてくれる設計事務所や工務店を選ぶとデザインだけでなく予算の面でも安心してプランを進めることができます。

もしもうお家のプランは終わっていて今から外構やフェンスを考えなくてはいけないという場合には、フェンスの素材や大きさ、建て方などを工夫することは大切です。

 

例えば漆喰風のかわいらしい外観であれば、アルミなどのフェンスではなく木製や木製風のフェンスが似合うでしょう。サンプルなどを取り寄せて外壁サンプルと見比べて選ぶと、より理想にあったフェンスが見つかると思います。

またフェンスの高さや幅をあまりに大きくしてしまうと、素材をあわせたとしても圧迫感が出てしまうので、道路や隣家などから見てどのくらいの大きさのフェンスがあれば目隠しになるのかをよく計算する必要があります。

 

しかしこうやって素材や大きさなどに気を付けた場合でも、思ったよりもフェンスが目立つということもあります。サンプルなどを見比べても実際に建ててみると悪目立ちする、圧迫感があるということは起こりえます。また予算の都合で希望のフェンスにできなかったということもあるでしょう。

 

そんな時に、庭の植栽でフェンスをうまくお家の外観と馴染ませる方法があります。下の写真をご覧ください。

 

もともと外観のデザインに合わせたフェンスのため、そこまで悪目立ちしているわけではありませんが、植栽を入れることでよりフェンスがお家と馴染んでいるかと思います。

植栽をすることで木々や草花に目がいきやすくなり、結果フェンスが目立たなくなるというのもありますが、実はフェンスがよりお家に馴染むように3つの工夫しています。

 

一つ目の工夫が「フェンスの端を樹木で隠す」ということです。

完全に隠し切らなくても枝や葉でフェンスの端が少し隠れると、それだけでフェンスの印象を和らげることができます。フェンスの端は柱も立っていることが多く、それを隠す目的もあります。

 

二つ目の工夫が「フェンスの見えるところと隠すところを交互につくる」ということです。フェンスをすべて樹木で隠してしまうと、刈り込まれた街路樹のように木々の圧迫感や息苦しい雰囲気が出てしまいます。そこでフェンスを隠すところ、隠さないところを交互につくることで、フェンスを隠しながら庭と馴染ますことができます。

 

三つ目の工夫が「フェンスの見えるところは裏側から樹木を見せる」です。

二つ目の工夫でフェンスの見えるところと隠すところを交互につくると書きましたが、ここでフェンスが見えているところには裏側から樹木が見えるように植栽します。こうすることでフェンスだけが見えて浮いているという印象を減らし、木々とフェンスが一体になるようにしています。

 

このようにして目立ってしまうフェンスをうまく植栽と馴染ませてお家の外観とも馴染むようにしています。もちろんただフェンスを隠すだけでなく、お家全体と馴染む工夫、屋外からでも屋内からでも庭を楽しめる工夫など、いろいろなことを考えて樹木を植えています。ただ木を植えているだけのように見えますが、意外といろいろなことを計算して植栽しているんですよ。

 

お家の外観というと外壁や屋根のことばかり考えがちですが、案外外構もお家のデザインに大きな影響を与えます。お庭というと自然を楽しむためだけのものと思いがちですが、お家と外構を馴染ませてつなぐ役割も持っています。お家のプランを考える際には、フェンスや外構デザイン、造園デザインも合わせて考えていってみてくださいね。

 

 

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